[ロンドン 15日 ロイター] – 英与党・保守党の欧州連合(EU)離脱推進派議員らは15日、メイ首相の離脱協定案について、来月の採決で否決に持ち込む方針を表明した。
ラジオ番組に出演したある議員は、前回賛成票を投じた一部同僚議員が協定案はどうすることもできないと話し、今回は反対に回ると聞いたと明かした上で、「何度も同じことの繰り返しだ」と述べた。
政権に閣外協力する北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)幹部は「首相が下院に協定案を提出する場合、『何が変わったのか』という疑問が生じる。バックストップ問題に対処する新たな方策を示せなければ、また否決に追い込まれる公算が非常に大きい」と述べた。
メイ氏は記者団に否決なら辞任するかと問われ、議員が国民投票の結果を尊重すると確信しているとの認識を示した。