【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞(電子版)は17日、1月から5月までの全国の降水量が例年の約40%にとどまり、干ばつで田植えなどの作業に影響が広がっていると報じた。少ない雨量は6月上旬まで続く見通しで、既に深刻化している食料難に追い打ちをかける恐れもある。

 同紙によると、今年の5月15日までの全国平均降水量は56.3ミリで、例年の39.6%の水準。「1917年以降、同期間の降水量としては最も少なかった」と伝えた。小麦やトウモロコシ、ジャガイモ、大豆などにも干ばつの影響が及び、同紙は徹底した対策を呼び掛けている。