【ワシントン時事】トランプ米大統領は22日、無人機撃墜をめぐり対立を深めるイランに「大規模な追加制裁を24日に発動する」とツイッターで明らかにした。武力行使を排除しない考えも示しており、イランによる核兵器の保有阻止へ圧力を強める姿勢を強調した。
トランプ氏は22日、ホワイトハウスで記者団に、「米国はイランに核兵器を持たせない」と主張。無人機撃墜の報復攻撃を直前で見送ったものの、「問題が解決するまで(武力行使は)常にテーブルの上にある」と語った。
イラン問題を担当する米国務省のフック特別代表は同日、米CNBCテレビのインタビューで「イラン制裁を強化する。この外交方針を続ける」と説明。ただ具体的な制裁措置に関しては「戦略の一環で事前に明らかにしない」と述べるにとどめた。