自動運転技術などを活用した次世代の移動サービスの展開を目指してトヨタ自動車とソフトバンクが共同で設立した会社に、マツダやスズキなど国内の自動車メーカー5社が出資する方向で検討していることがわかりました。

トヨタ自動車とソフトバンクは、「モネ テクノロジーズ」という会社を共同で設立し、自動運転車などを活用した配車サービスなど、次世代の移動サービスの展開を目指しています。

モネには、すでにホンダや日野自動車が出資していますが、関係者によりますと新たにマツダ、スズキ、SUBARU、ダイハツ、それにいすゞ自動車の5社もこの会社に出資し、取り組みに参加する方向で検討していることがわかりました。

自動運転技術などを活用した次世代の移動サービスの分野では、グーグルなどIT業界からの参入が相次ぎ、世界的に競争が激しくなっています。

こうした中、国内の自動車メーカーが連携し、各社の車両の走行データなどを活用することで、宅配や送迎など幅広い分野で次世代の移動サービスの基盤をつくり、主導権を握るねらいがあるものとみられます。