[ワシントン 27日 ロイター] – 米議会下院は27日、前日上院を通過した移民対策支出法案を修正する作業を中止した。
上院は前日、メキシコ国境からの移民流入急増対策として46億ドルの支出を認める法案を可決。先に下院で承認された法案には、当局が移民収容施設の衛生・栄養環境の整備基準を定める案が盛り込まれていたが、こうした項目は否決された。下院では上院案と擦り合わせが行われていた。
ペロシ下院議長は、移民対策に向けた資金を確保することが急務とし、上院案を修正する作業の中止に踏み切ったと説明。「(移民の)子供らを守るためのリソースを迅速に確保するため、不本意ながらも、上院案を通過させる」と説明した。