[ワシントン 3日 ロイター] – 米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は3日、米中通商協議の継続に向け、両国の交渉団トップが今後1週間のうちに直接顔合わせすると語った。 

カドロー委員長は記者団に対し「通商協議は今後1週間のうちに本格化する」と語った。その後、日程については「近く」始まると言い換えた。 

トランプ大統領と中国の習近平国家主席が先週の会談で、5月以降停止していた通商協議を再開することで合意したことを受け、両国はすでに電話で対話を行っている。 

カドロー委員長は「正確な日程は分からない。電話で連絡を取り合っており、この1週間にも電話で話し、直接協議の予定を入れるだろう」と語った。 

米中協議の米側の交渉はライトハイザー通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官が主導している。 

トランプ大統領は習主席との先週の会談で、通商協議再開に向け、新たな対中関税の発動見送りと、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への制裁緩和を表明した。 

カドロー委員長は「われわれは協調的な姿勢を取ってきた。協議が行われている間は既存の関税は撤廃しない」とし、「中国が数多くの米製品を購入するという約束を守ることを期待している」と述べた。