[17日 ロイター] – 米動画配信サービス大手ネットフリックス(NFLX.O)が発表した第2・四半期の契約者数は市場予想を下回る伸びにとどまったほか、主要市場である米国の契約者数は減少した。 引け後の時間外取引で、ネットフリックスの株価は約13%急落した。
米国の有料契約者数は13万人減。米国外の世界の新規有料契約者数は283万人だった。 リフィニティブがまとめたアナリスト予想は、米国内が35万2000人増、世界が480万人増だった。
ネットフリックスは、値上げをした地域を中心にほぼすべての地域で契約者数の伸びが予想を下回ったことを明らかにした。同社は第2・四半期に、西欧諸国のほか、英国、スイス、ギリシャなどで値上げを実施した。 さらに「第2・四半期に配信したコンテンツが予想ほど有料契約者数の増加につながらなかった」と説明した。
インベスティング・ドット・コム・のアナリスト、クレメント・シーボルト氏は「米契約者数の伸びが鈍化することは想定していたが、マイナスとなったことは驚きだった」と述べた。 ネットフリックスは第3・四半期の世界有料契約者数については700万人増と予想した。市場予想は660万人増。
第2・四半期の純利益は2億7070万ドル(1株当たり0.60ドル)と、前年同期の3億8430万ドル(同0.85ドル)から減少した。 総売上高は49億2000万ドルと、前年同期の39億1000万ドルから増加。しかし、市場予想の49億3000万ドルには届かなかった。