[北京 5日 ロイター] – 中国商務省は6日、中国企業が米国の農産品の輸入を停止したことを明らかにした。また、8月3日以降に購入手続きが行われた米国の農産品に対し輸入関税をかけることを排除しない姿勢を示した。 

これに先立ち、中国中央テレビ(CCTV)は、中国国家発展改革委員会(NDRC)が米農産品を購入する約束を果たしていると指摘し、中国が農産品の大量購入を約束したにもかかわらず実現していないとするトランプ米大統領の批判を一蹴したと報じていた。

中国商務省は日付が6日に変わった直後のウェブ上の声明で「関連する中国企業が米国の農産物の購入を停止した」と発表。中国は米国が約束を守り、二国間協力に「必要な条件」を作り出すことを望むとした。 商務省の発表を受け、米大豆先物は下げに転じた。 

全米豚肉生産者協議会は商務省の発表に対し、米国の豚肉生産業者が競争市場に回帰できるよう中国との貿易摩擦を終わらせることが重要との見解を繰り返した。