[ワシントン 9日 ロイター] – トランプ米大統領は9日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長から「非常に美しい手紙」を8日に受け取ったとし、新たに米中首脳会談を実施する可能性があると述べた。
首脳会談の開催時期に関しては言及しなかった。6月30日の米朝首脳会談では非核化協議の再開で合意したが、まだ実施されていない。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、手紙は8日に手渡しで受け取ったとしたが、誰から受け取ったのかは明らかにしなかった。
トランプ氏は「非常に前向きな手紙だった」と指摘。「われわれは新たに首脳会談を実施するだろう。金氏は3ページにわたる、最初から最後まで素晴らしい、本当に美しい手紙を書いた」と語った。
また、金氏が今月の米韓合同軍事演習への対応として実施したミサイル発射実験を「喜んでいるわけではない」と述べたと言及。トランプ氏自身も軍事演習の熱狂的な支持者ではないとし、軍事演習に費用をかけることを望まず、韓国に費用負担を求めたとした。
悪化している日韓関係については、「日本と韓国が互いに良好な関係を築き始めることを願う。日韓は同盟国であるはずだ」とし、「米国は非常に難しい立場に置かれている。日韓は常に対立している。良好な関係を築くことが必要だ」とした。