【カイロ時事】イエメンの反政府武装組織フーシ派は17日、サウジアラビア東部のシャイバ油田に対して無人機10機で大規模な攻撃を加えたと主張した。サウジ国営石油会社サウジアラムコは、声明で「限定的な火災が起きたが、負傷者はなく、操業にも影響はない」と強調した。
同油田は、サウジと共にイエメン内戦に軍事介入しているアラブ首長国連邦(UAE)との国境に近い。フーシ派が拠点を置くイエメン北部から油田までは直線距離で1200キロ程度あり、サウジの重要施設にミサイルや無人機で攻撃を続けるフーシ派の脅威が高まっている。