[ワシントン 21日 ロイター] – 米議会予算局(CBO)は21日、昨年1月以降に実施された米国及び世界の通商政策の変更によって、2020年までにインフレ調整後の米国内総生産(GDP)が0.3%押し下げられるとの試算を示した。 また、米家計の実質所得も0.4%(580ドル)減少するとした。 

このほか、歳出増加により2019会計年度(9月30日まで)の財政赤字が9600億ドルに増加すると予想。赤字は来年度に1兆ドル超に増加するほか、2020─29年度は年平均で1兆2000億ドルに増えるとの見通しを示した。 

今後10年間の財政赤字のGDP比は平均4.7%で、2012年以来最も高い水準。過去50年間の平均である2.9%を大きく上回る見込み。