【ビアリッツ時事】フランス南西部ビアリッツを電撃訪問したイランのザリフ外相は25日、マクロン大統領と会談した。ビアリッツで先進7カ国首脳会議(G7サミット)が開かれる中、イラン核合意をめぐる米国との緊張緩和に向けた方策を話し合ったとみられる。AFP通信によると、仏大統領府は、ザリフ氏と米代表団との接触はなかったと説明した。

 ザリフ氏は、フランスのルドリアン外相、ルメール経済・財務相とも相次いで会談し、ツイッターに写真を投稿。「道のりは険しいが挑戦の価値はある」と述べた。英国とドイツの代表とも面会したと明らかにした。

 仏大統領府は会談について「前向きで、今後も継続する」と表明。ザリフ氏は終了後、ビアリッツを離れたという。