【ビアリッツ時事】フランスのマクロン大統領は25日、南西部ビアリッツで行われている先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、自身がイラン情勢の緊張緩和へ向けてイランと対話し、G7のメッセージを伝達することで各国首脳が一致したと明らかにした。仏LCIテレビに語った。
マクロン氏は「われわれは、イランに核兵器を保有させてはならず、地域の緊張激化と不安定化を望まないという2点で完全に一致した」と説明。「全員が紛争回避を求めており、トランプ米大統領もはっきり認識している」と述べた。
これに対し、トランプ氏は安倍晋三首相との会談冒頭、マクロン氏がG7を代表してイランと緊張緩和に向けた対話を行うことについて「議論していない」と繰り返し主張した。その上で「安倍首相もイランと対話しており、彼の外交も支持する」と発言。「米国は米国のやり方で接触する。他人が対話するのを止めることはできないし、対話したければすればいい」と言い放った。