[ビアリッツ(フランス) 25日 ロイター] – トランプ米大統領は25日、日本との通商交渉が原則合意したことを明らかにした。9月の国連総会前後に署名することになるという。 

トランプ大統領と安倍晋三首相はこの日、主要7カ国(G7)首脳 会議が開かれているフランスのビアリッツで会談した。

トランプ氏によると、日米は農工業製品の貿易に関する主要項目で合意。安倍首相は、余剰になっている米国産トウモロコシを購入することに同意したという。米国が日本製の自動車に課している関税は、今回の合意で変更はないとした。 

米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は、農業、工業、デジタル分野で70億ドルを超える規模の市場が開放されると説明。牛肉、豚肉、ワイン、エタノールなど、多様な製品が恩恵を受けるとした。 

また、米国産牛肉を含めた関税の引き下げと、非関税障壁の撤廃につながると語った。