【北京時事】中国国営新華社通信によると、共産党は30日、中央政治局会議を開き、10月に重要会議である第19期中央委員会第4回総会(4中総会)を北京で開くと決めた。主要議題は「国家統治能力の現代化」などとされ、米国のトランプ政権との貿易摩擦が続く中、新たな方針を打ち出す可能性がある。
4中総会は昨年秋に開かれる予定だったが、対米関係の悪化と同時に経済の不透明感も強まったため先送りされてきたとの見方が強い。今月上旬に河北省の避暑地、北戴河で開かれた非公式会議を経て、習近平国家主席(党総書記)は対米方針などについて長老らも含めて党内の合意を得たもようだ。