韓国の文在寅大統領の側近で、法相に内定しているチョ・グク氏が、娘の不正入学などの疑惑について会見を開き説明した。
チョ氏「国民の皆さん申し訳ない。過分な期待を受けたのに大きい失望を与えた」
会見でチョ氏は、娘の不正入学などの疑惑について「誰かにお願いをしたことはない」と関わりを否定した上で、「果たさなければならない使命があると考えている」などと述べ、法相を辞退する考えがないことを強調した。
本来、国会では2日から2日間の日程でチョ氏が法相にふさわしいかどうか審査する聴聞会が予定されていたが、それが見送られたため、チョ氏が急きょ、自らの正当性を主張する場を設定した形。
ただ、この問題を背景に、文大統領の支持率は低調な状態が続いていて、最新の世論調査では不支持が50.2%と依然、半数を超えている。
聴聞会を開かないままチョ氏を法相に任命することはできるが、強行した場合、政権への世論の反発は必至で、文大統領の判断が注目される。