【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は10日午前6時53分(日本時間同)と午前7時12分ごろ、西部・平安南道价川付近から東方向に向けて、飛翔(ひしょう)体を1発ずつ発射した。飛翔体は最大約330キロ飛行したという。
北朝鮮の崔善姫第1外務次官は9日に9月下旬に米側と「包括的に討議する用意がある」と表明したばかり。対話への意思を示すと同時に、軍事的な威嚇を続ける硬軟両様の構えで、米国に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。
北朝鮮は7月25日以降、新型短距離弾道ミサイルを含む飛翔体の発射を繰り返している。今回の発射は8月24日以来となり、8回目。