8月の米消費者物価指数(CPI)統計では、食品とエネルギーを除くコア指数が市場予想を上回る伸びとなった。9月に入り中国製品への追加関税が発動され、今後さらに物価が上昇する可能性がある。
キーポイント |
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・8月のコアCPIは前月比0.3%上昇-市場予想0.2%上昇 ・前年同月比では2.4%上昇-市場予想2.3%上昇 ・総合CPIは前月比0.1%上昇 ・前年同月比では1.7%上昇 ・医療費の前月比での伸びは2016年以来最大 |
1日に中国製品に対する最新の追加関税が発動されたことから、インフレは9月に一段と加速する可能性がある。
医療費は前月比0.7%上昇。医療保険の大幅な値上がりが反映された。医療保険は前月比1.9%上昇、前年比では18.6%上昇した。前年比での伸び率は統計でさかのぼれる2005年以降で最大。病院サービスや市販薬も値上がりした。
中古車は1.1%上昇し、これで3カ月連続での値上がり。一方で新車は2カ月連続で値下がりした。
エネルギーは1.9%低下。ガソリンが3.5%下げた。食品は3カ月連続で変わらず。衣料品は0.2%上昇した。
原題:U.S. Core Inflation Exceeds Forecasts as Medical-Care Costs Jump(抜粋)