【モスクワ時事】ロシア連邦保安局(FSB)は17日、日本海のロシアの排他的経済水域(EEZ)で密漁を行っていた北朝鮮漁船2隻を拿捕(だほ)したと明らかにした。うち1隻の乗組員が武器でロシア国境警備当局を攻撃し、ロシア当局者3人が負傷した。
ロシア外務省は北朝鮮の駐ロシア臨時代理大使を呼んで「深刻な懸念」を伝え、違法行為には「断固たる措置を取る」と表明した。
FSBによると、北朝鮮漁船2隻とモーターボート11隻が密漁を行っていた。タス通信によれば、ロシア国境警備当局は北朝鮮船員80人以上を拘束し、漁船2隻は極東ナホトカの港に連行された。