[ニューヨーク 23日 ロイター] – ジョンソン英首相は23日、欧州連合(EU)のトゥスク大統領と会談し、離脱交渉で合意するにはEU側の行動や柔軟性が必要との認識を示したと、英政府の報道官が明らかにした。 

両首脳はニューヨークで開催されている国連総会の合間に会談。報道官によると、離脱協定案で争点となっているアイルランド国境問題に関する「バックストップ(安全策)」の代替策を巡る交渉の進捗状況について協議した。 

報道官は「合意を得るためにはEUが行動や柔軟性を示す必要があるとジョンソン首相は強調した」とし、両首脳が今後数週間連絡を取り合っていくことで合意したことを明らかにした。 

トゥスク大統領はツイッターへの投稿で「打開はない。決裂もない。そして一刻の猶予もない」と述べた。