イランのロウハニ大統領=イラン大統領府が23日に提供、テヘランで撮影(AFP時事)
イランのロウハニ大統領=イラン大統領府が23日に提供、テヘランで撮影(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】ロイター通信によると、イランのロウハニ大統領は24日、ニューヨーク市内で記者団に、米国が対イラン制裁を解除すれば、2015年のイラン核合意の「微修正や追加」の交渉に応じる用意があると表明した。イランはこれまで核合意の変更には否定的な構えを示してきた。

 ただ、ロウハニ師は米FOXニュースのインタビューで、米国の核合意離脱を念頭に「トランプ大統領は両国間の信頼を傷つけた」と非難。交渉には信頼回復が必要になると主張した。

 これに対し、トランプ米大統領はこの日の国連総会一般討論演説で「イランが脅迫的な行動を続ける限り、制裁は解除されない」と述べた。日仏独が米イランとの個別の首脳会談を通じ外交努力を続けている。また、核合意に参加する英仏独中ロ、欧州連合(EU)、イランは25日午前、閣僚級会合を開く