- アイオワ州の支持率でウォーレン議員がバイデン氏を逆転
- AGFはウォーレン氏の支持率上昇を数カ月前から警告
AGFインベストメンツは、投資家はトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の電話会談を巡るスキャンダルの影響よりも、エリザベス・ウォーレン上院議員が2020年米大統領選の民主党候補になる見通しが強まっていることを懸念すべきだと指摘した。
AGFの米政策担当主任ストラテジスト、グレゴリー・バリエール氏は、トランプ大統領がゼレンスキー大統領に対し、民主党候補争いでトップに立っているバイデン前米副大統領に関する調査を求めたとの疑惑を巡る国民の反発が市場に影響を及ぼす可能性は低いと、調査リポートで分析。
バリエール氏は「エリザベス・ウォーレン氏が民主党候補になる可能性が高まっている」ことの方が懸念材料だと指摘し、AGFはこのことを「数カ月前から警告してきた」と述べた。
アイオワ州の地元紙デモイン・レジスターとCNN、メディアコムが共同で行い、21日に公表された世論調査によると、ウォーレン氏はアイオワ州でわずかにバイデン氏を上回り支持率1位となり、統計上、両者は互角となっている。
原題:Warren’s Rise Is Bigger Market Risk Than Trump-Ukraine, AGF Says(抜粋)