[ワシントン 30日 ロイター] – 米共和党上院トップのマコネル院内総務は30日、下院がトランプ大統領の弾劾を可決した場合、上院としては弾劾裁判を行う以外に選択肢はないとの考えを示した。
来年の米大統領選で野党・民主党の有力候補とされるバイデン前副大統領に打撃を与えることを狙い、ウクライナに圧力をかけたとされる疑惑を受け、民主党が多数を占める下院は弾劾調査を開始した。
マコネル院内総務はCNBCに「(弾劾手続きを)始める以外に選択肢はない」と指摘。下院が弾劾を可決した場合、上院規則で手続き開始が義務付けられているとも述べた。
一連の手続きを巡っては、マコネル氏が上院での弾劾裁判を回避するための方法を模索するとの観測もあった。