【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地検は4日、チョ国(チョ・グク)法務部長官の家族が運営してきた学校法人を巡る不正疑惑で、背任や証拠隠滅教唆などの容疑でチョ氏の弟の逮捕状を請求したと明らかにした。

1日、事情聴取を受けるためソウル中央地検に入るチョ氏の弟=(聯合ニュース)
1日、事情聴取を受けるためソウル中央地検に入るチョ氏の弟=(聯合ニュース)

学校法人の事務局長を務めた弟は虚偽の工事で工事代金の債権を確保し、法人関係者らを相手取って「偽装訴訟」を起こしたほか、教員志願者の親から採用の対価として数億ウォン(約数千万円)を受け取った疑いが持たれている。また、証拠隠滅を図ったとして、証拠隠滅教唆の容疑も適用した。

 弟が逮捕されれば、チョ氏親族の中では2人目となる。先月16日、チョ氏親族による私募ファンドの運用疑惑で同氏のおいが逮捕されている。