- トランプ氏がNSC職員の大幅削減を命じる、米朝実務者協議
- 香港の暴動が過激化、ジョンソン英首相の姿勢、中国外貨準備
トランプ米大統領は国家安全保障会議(NSC)職員の大幅削減を命じたようです。NSCは弾劾調査の発端である内部告発に関係するとみられているだけに、政府機関の縮小だと単純に解釈されそうにありません。2人目の告発者が現れるとの報道もあり、弾劾調査の行方から目が離せません。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
調査の火元
トランプ大統領はNSC職員の大幅削減を命じた。複数の関係者が明らかにした。ホワイトハウスはNSCの職務に関連した内部告発をきっかけとする弾劾調査に直面している。関係者の一部はスタッフ削減について、新たに就任したオブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)の下で、外交政策部門をスリム化する取り組みの一環と説明。NSCは現在、約310人の職員を抱える。
食い違う評価
北朝鮮は米国が「敵対的な政策」を撤回する措置を講じるまで、米国とさらなる協議を開催することには乗り気でないと表明した。韓国の聯合ニュースが報じた。北朝鮮の非核化を巡る5日の実務者協議後、北朝鮮の金明吉(キム・ミョンギル)首席代表は協議が決裂したと発表。一方、米国務省は「良い話し合い」だったと反論した。
過激化
香港では6日、暴動が過激化し、抗議デモ参加者らは鉄道駅や銀行で放火や破壊行為をした。火炎瓶を投げつけ、小売店舗や公共物にスプレー塗料を放射し、香港全域で銀行施設を破壊する行為に出る中、一部の鉄道で運行が休止されたほか、休業する企業もあった。地下鉄を運営する香港鉄路(MTR)は同日夜、空港につながる路線を除く全線を運休した。
女王に従わない
ジョンソン英首相は31日の欧州連合(EU)離脱を押し通す考えで、辞任はせず、エリザベス女王から解任されても従わない意向だと、サンデー・タイムズ紙が側近を引用して報じた。EUが首相の提案を拒否し、議会が内閣不信任を宣言しても身を引く考えはないという。ジョンソン氏は6日付のサン紙に寄稿し、31日の離脱をあらためて表明した。
外貨準備
中国人民銀行が発表した外貨準備高は9月末時点で3兆920億ドルに減少した。8月末は3兆1070億ドルだった。ブルームバーグのエコノミスト調査の予想中央値では3兆1060億ドルが見込まれていた。国家外為管理局(SAFE)は声明で、9月の外国為替市場の需給は引き続きおおむね均衡していたと説明。為替レートや資産価格変動などの要因が外貨準備高の規模に影響したと記述した。
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