先月の台風15号による千葉県での大規模停電など災害時に電柱による被害が相次いでいることを受けて、国土交通省は自治体向けに「無電柱化」を促進するための初めてのガイドラインを今年度中に作成する方針です。

災害時に電柱による被害が相次いでいることを受けて、国土交通省は自治体に対して電柱を地中に埋める無電柱化を進めるよう求めていますが、去年3月の時点で全国で最も進んでいる東京23区でも、無電柱化率は8%となかなか進んでいません。

国土交通省は無電柱化を促進するため、自治体向けのガイドラインを初めて作ることになりました。

ガイドラインでは、
▽無電柱化を行うことで災害の防止や景観の向上につながるなどのメリットを説明する場を設けることや、
▽工事を行う時間帯を日中と夜間 どちらを中心にするのか、工事を始める前に地域住民などと合意しておく、といった助言が示されています。

国土交通省は今年度中にはガイドラインを作成し、無電柱化を後押ししていきたいとしています。