- 英議会、19日に離脱案採決の予定-否決なら英首相に延期要請の義務
- 新たな延期が認められるべきだとは思わない、とマクロン氏言明
フランスのマクロン大統領は、英議会に対しジョンソン英首相と欧州連合(EU)が合意した離脱協定案を承認するよう強く求め、英国のEU離脱を一瞬たりとも遅らせるべきではないと言明した。
英議会は修正された離脱協定案について19日に採決する予定。ジョンソン氏は支持を渋る議員らに、今回がEU離脱を果たす最後のチャンスだと訴えており、マクロン氏の発言もこれに同調する形となった。
マクロン氏はブリュッセルで行われたEU首脳会議後に記者団に対し、「新たな延期が認められるべきだとは思わない」と主張。「10月31日の期限は守られるべきだ」と語った。
マクロン氏の姿勢は英国が合意なしにEUを離脱するリスクを高めるが、実際のところは微妙だと、EU外交当局者は話す。EUが安全策もなく英国を崖から落とすような行動を取るとは考えにくいという。
原題:Macron Says Brexit Shouldn’t Be Delayed If Johnson Loses Vote(抜粋)