ソフトバンク・グループが出資する衛星通信ベンチャーのワンウェブが10億ドル(約1080億円)追加調達の準備を進めていると、英紙テレグラフが匿名の関係者からの情報として報じた。2020年に予定する数百基の衛星打ち上げのためのコストが膨らんでいるという。

同紙によると、ワンウェブは12月から毎月30基の衛星を打ち上げる準備中で、この種のプログラムでは過去最大規模となる見通し。同社にはソフトバンクGのほかに、ヴァージン・グループやエアバスも出資している。

テレグラフは追加調達分の約半分は、新株と借り入れの組み合わせでソフトバンクGから2年にわたって提供される見込みだと報じたが、最終額や期間は変わる可能性があるとも付け加えた。同社の広報担当者はコメントを控えたという。

参考記事
ソフバンク出資のワンウェブ、12.5億ドル新規調達-衛星通信網構築へ

原題:
SoftBank-Backed OneWeb Preparing to Raise $1 Billion: Telegraph(抜粋)