[20日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は20日、金融政策を今後さらに変更する前に、今年行った3回の利下げが経済にもたらす波及効果を見極めたいという考えを示した。
理事はCNBCテレビとのインタビューで「連邦公開市場委員会(FOMC)は過去数回の会合でかなり大幅な金利調整を行った。利下げの効果が表れるまで一定の時間がかかることから、経済の動向を注視しつつ、その効果を判断したい」と語った。
労働市場は堅調で、消費者向けビジネスは良好と強調する一方、経済リスクは「ここしばらく下向きに傾いている」ほか、企業の中には通商問題を巡る不確実性が解消されるまで傍観する向きもあると指摘。企業負債については、高リスク先に分類される融資など不均衡さも見られるとした。