- 労働党、自らが結ぶ合意での離脱か残留か問う国民投票の実施を公約
- コービン氏、これまでどちらを支持するのか明言を拒んでいた
英最大野党・労働党のコービン党首は、12月の総選挙で勝利し首相になった場合、公約通り再実施する欧州連合(EU)離脱を巡る国民投票では、中立の姿勢を保つと表明した。
労働党は政権奪取後にEUとあらためて交渉して結ぶ「信頼できる合意」に基づいて離脱するか、EUに残留するかを問う国民投票を実施すると公約に掲げている。
コービン氏は有権者から直接質問を受けるBBCの番組で、「離脱をめぐる議論を継続するのではなく、投票の結果をしっかりと実行して英国を一つにまとめられるよう(2回目の国民投票では)中立的な姿勢」をとると語った。
コービン氏は国民投票を再実施する場合に、自らが結ぶ合意でのEU離脱と残留のどちらを支持するのか、これまで明言を拒んでいた。
原題:
Corbyn: I Will Stay Neutral Over Brexit in A New Referendum(抜粋)