- トランプ氏が習氏と話をしていると発言、HP株主に直接支持訴えへ
- 米下院司法委で12月4日、クオンツも賞与は横ばいか、米住宅指標
習主席と話をしている-。トランプ大統領のこの発言が伝わった後、米国株は上値を伸ばし、主要指数は終値での最高値を再び更新しました。貿易問題が「誰の頭の中にもある」との声が市場関係者から聞かれます。交渉進展への期待が原動力の相場。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
首脳間も途絶えず
トランプ米大統領は、中国の習近平国家主席と話をしており、貿易合意に向けた取り組みを双方が続けていると述べた。ホワイトハウスで記者団に対して発言した。トランプ氏はまた、香港の民主化デモ参加者に対する発言を求められ、「われわれは彼らと共にある」と述べた。
弁明はしない
ゼロックス・ホールディングスはHP買収案について、HPの株主に直接支持を訴える意向だ。統合に向け、HPに対する圧力を強める。HP取締役会に宛てた26日付の書簡で、買収に向けた「好戦的な」戦術を弁明する考えはないと表明。HPはこれまで、ゼロックスからの買収案を2回拒否している。ゼロックスによる統合案は資産家のカール・アイカーン氏の支持を得ている。
大統領も是非
米下院司法委員会は大統領弾劾調査の公聴会を12月4日に開く。トランプ大統領本人も招かれ、弁護の機会を与えられているとナドラー委員長(ニューヨーク州、民主党)は明らかにした。同委員長はトランプ大統領に書簡で、本人または代理人による出欠について、12月1日午後6時までに回答するよう通知した。
クオンツもボーナスは
クオンツ人材に対するウォール街の需要は引き続き強いが、そうした職種の人の多くが得る今年のボーナスはほぼ前年並みだろう。人材あっせん会社オプションズ・グループが分析した。また同社によれば、トレーダーの大半は減額となり、特に株式担当者は10.4%減と最も厳しく現実に直面することになりそうだ。
米住宅指標3つ
米住宅市場の指標が3つ発表された。10月の新築住宅販売は前月比では減少したものの、直近2カ月では12年ぶりの高水準。主要20都市の住宅価格指数は、9月に前年同月比で市場予想を上回る伸びとなった。連邦住宅金融局(FHFA)が発表した9月の住宅価格指数は、前月比0.6%上昇と1月以来の大幅な伸びを記録した。
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