北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=朝鮮中央通信が7月26日配信(EPA時事)
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=朝鮮中央通信が7月26日配信(EPA時事)

 【ソウル時事】朝鮮中央通信は29日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が「超大型ロケット砲」の試射を視察したと報じた。日時は不明だが、北朝鮮は28日、日本海に向けて弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を発射しており、報道はこれを指すとみられる。

北朝鮮、弾道ミサイル発射 GSOMIA延長後初

 同通信によると、試射は「超大型ロケット砲の戦闘適用性を最終検討する」のが目的。今回のミサイルの「連発試射」で「兵器システムの軍事技術的優位性と信頼性が確固として保証されることを実証した」という。正恩氏は発射の結果に「大満足」した。

 試射は北朝鮮の国防科学院で行われた。同通信は国防科学者らが「強力な兵器体系を開発、完成した喜びにあふれている」とし、「先端武装装備をより多く研究開発し、国家の防衛力を粘り強く固めていく決意に満ちている」と指摘した。