【香港時事】香港警察は29日、学生らデモ隊が立てこもり警官隊と衝突を繰り返した香港理工大の包囲を、約2週間ぶりに解除した。学内に少数のデモ隊が残っているとの報道もあったが、見つけられず、大学を舞台にした一連の抗議活動と籠城は終結した。
警察は28日以降、学内に残された危険物の処理や現場検証を実施。約4000本の火炎瓶や投石器、化学薬品などを押収した。
29日午後、無人になった構内にはヘルメットやガスマスク、腐った食料が大量に放置。あちこちに「光復香港(香港を取り戻せ)」といった落書きが残り、コンビニやATMは破壊されていた。