【北京時事】中国国家統計局が10日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比4.5%上昇した。豚肉価格の高止まりが響き、インフレ率は前月から0.7ポイント加速。2012年1月(4.5%)以来7年10カ月ぶりの高水準になった。
上昇率は中国政府が今年の抑制目標に掲げる「3%前後」を大きく上回った。政府は景気失速の回避に向け、消費喚起の強化や金融緩和などの下支え策を視野に入れるが、インフレ高進を受け、金融政策のかじ取りが一段と難しくなるのは確実だ。
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