[ロンドン 10日 ロイター] – 英調査会社フォーカルデータの最新予測によると、12日投開票の総選挙(下院定数650議席)で、ジョンソン首相率いる与党保守党の獲得議席数は337議席と、前回2017年の選挙から20議席増やし過半数を確保する見込み。
一方、野党労働党は235議席と前回から27議席減らすと予想されている。その他、スコットランド民族党は41議席、自由民主党は14議席の見通し。
これとは別に、10日のタイムズ紙に掲載された調査会社ユーガブの最新予測によると、保守党は2017年の選挙から22議席増の339議席を獲得し、他の政党に28議席の小幅な差をつけて過半数を確保する見通し。
ユーガブの11月27日時点の予測では保守党の獲得議席は359議席、他党との差は68議席とされていたが、今回、大幅に減った。
労働党は231議席獲得と、前回選挙の262議席を下回る見込みだが、11月時点の予想である211議席は上回った。
ユーガブは予測モデルにおける不確実性は高いため、どの政党も過半数に達しないハングパーラメント(宙づり議会)になる可能性も排除できないとした。
ユーガブの分析結果を受けてポンドGBP=の対ドル相場は小幅に下落した。