• ソフバンク傘下アームが不振合弁の売却検討、ユニゾ従業員が買収へ
  • 日中韓で貿易協力、北朝鮮で相次ぐ動き、スター・ウォーズ出足好調
People congregate at the Charging Bull in lower Manhattan.
People congregate at the Charging Bull in lower Manhattan. Photographer: Spencer Platt/Getty Images

米国の主要3株価指数は先週末も、終値ベースでの最高値を更新しました。S&P500種は3221.22で終了。これは200日移動平均を9%余り上回る水準です。この勢いは年末にかけて維持され、日本株を押し上げることになるでしょうか。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

売却検討

ソフトバンクグループ傘下の半導体設計企業、英アーム・ホールディングスは、不振が続くサイバーセキュリティー合弁会社の売却を検討していると、英紙テレグラフが報じた。同紙によれば、アームとオランダ企業が7年前に合弁で設立したトラストニックは規制当局への届け出で、同社所有者らが「売却の準備を整える」決定を下したと明らかにした。

従業員が買収

ユニゾホールディングスは従業員と米投資ファンドのローン・スターによる株式公開買い付け(TOB)に賛同すると発表した。TOB価格は1株当たり5100円。ユニゾHDの一部従業員が73%、ローン・スターが27%出資するチトセア投資がTOBを実施する。従業員による買収(EBO=エンプロイー・バイ・アウト)となる。

日中韓で貿易協力

中国は貿易面での日中韓の協力強化を呼び掛けた。中国の鐘山商務相が、北京で開かれた3カ国による経済貿易相会合で述べた。単独主義と保護貿易主義への反対でも共に取り組むべきだと同相は主張。3カ国は自由貿易協定(FTA)の協議を迅速化させる必要性を再確認した。

北朝鮮で動き

北朝鮮は金正恩朝鮮労働党委員長の出席の下、党の中央軍事委員会拡大会議を開いた。国営の朝鮮中央通信が伝えた。会議では「国の全般的な軍事力を強化するため、重要な組織的および政治的措置と軍事的手段」について決定するとしている。また、米NBCによると、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の製造関連施設に構造物を設置した。商業衛星画像の分析を基に報じた。

出足好調

ウォルト・ディズニーの映画「スター・ウォーズ」の最新作「スカイウォーカーの夜明け」は、公開後初めての週末における米国とカナダでの興行収入が推計1億7550万ドル(約192億円)に上ったと、調査会社コムスコアが発表した。ディズニーでは今年ヒット作が続いているが、このスター・ウォーズ最新作も出足好調のようだ。

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