• 中国と署名式行うとトランプ氏、北朝鮮がミサイル試射なら「対応」
  • 日中韓が成果文書、ウーバー創業者が取締役退任、予想外のマイナス

米国株式市場は祝日前の短縮取引。やや方向感を欠く展開の中、S&P500種は小幅安で引けました。それでも同指数は年初来では28%上昇。「今が買われ過ぎなのか、上昇の流れを反転させ得る材料は何か。考え始める必要がある」との声も、投資家から聞かれます。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

中国と署名式へ

トランプ米大統領は中国との貿易取引は「成立」しており、翻訳と文書作成の作業に取り組んでいるのみだと述べた。フロリダ州のリゾート地に所有する別荘「マールアラーゴ」で記者団に対し、「中国との合意に関して、われわれは署名式を行うことになる」と語った。また、中国の習近平国家主席と自身が会談する前に、米中が合意に署名する可能性を示唆した。

プレゼントはすてきな物かも

トランプ氏はまた、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を試射すれば、米国は「対応する」と言明した。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が言及している「クリスマスプレゼント」の脅しについては、「すてきなプレゼントかもしれない。ミサイルのテストではなく、むしろ美しい花瓶をプレゼントとして送ってくれるかもしれない。どうなるかは分からない」と語った。

日中韓が北朝鮮問題で連携

安倍晋三首相と中国の習近平国家主席、韓国の文在寅大統領は中国・成都で首脳会議を開催。日中韓は会議終了後、朝鮮半島の非核化に向けた連携や自由貿易協定(FTA)交渉の加速など会議の成果を盛り込んだ文書を発表した。北朝鮮問題については、関連する安保理決議に従った、対話・外交を含む国際協力と包括的な解決によってのみ朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和を達成できることを強調するとうたった。

取締役も退任

配車サービス大手の米ウーバー・テクノロジーズは、共同創業者で元最高経営責任者(CEO)のトラビス・カラニック氏が同社取締役を退任すると発表した。退任は12月31日付で、同氏は今後は新しいビジネスと慈善活動に注力する考え。カラニック氏(43)は不祥事が相次いだ末、2017年6月にCEO辞任に追い込まれた。

予想外のマイナス

12月の米リッチモンド連銀製造業景況指数はマイナス5。市場予想の中央値はプラス1だった。エコノミスト10人の予想は0からプラス5で、マイナスの予想はなかった。11月はマイナス1だった。

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