東京外国為替市場のドル・円相場は2営業日ぶりに1ドル=107円台までドル安・円高が進んでいる。イランが米軍駐留のイラク基地に攻撃開始との報道を受けて、リスクオフの動きが一気に強まっている。

・ドル・円は午前8時50分現在、前日比0.5%安の107円92銭。早朝に付けた108円52銭から一時107円83銭まで下落
リスク回避の円買い強まる

市場関係者の見方

NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤):

  • イランが米軍駐留のイラク基地に攻撃を開始したということで米イラン関係の悪化懸念が高まり、リスク回避の円買いが強まっている
  • この状況であれば、ドル・円はまず6日安値(107円77銭)を割れるかどうかに注目。108円ちょうどからは買いも予想されるため、この価格帯での攻防が注目される

背景

  • イラン、米軍駐留のイラク基地に攻撃開始-国営テレビ