- 「恐らく意図的ではなかっただろう」とカナダのトルドー首相
- 国営イラン通信は政府報道官を引用し同国ミサイルによる撃墜を否定
ジョンソン英首相とカナダのトルドー首相は、イランの首都テヘランの空港から8日早朝に離陸後墜落したウクライナ国際航空の旅客機が、イランのミサイルによって撃墜された可能性が高いとの見解を示し、国際的な事故調査を求めた。
トルドー首相は9日にオタワで記者団に対し、「同盟国およびわが国の情報機関を含む複数のソースからの情報がある。旅客機がイランの地対空ミサイルにより撃墜されたことを証拠が示している。恐らく意図的ではなかっただろう」と語った。
ジョンソン英首相も、ウクライナ国際航空の752便がイランの地対空ミサイルにより撃墜された証拠があるとの声明を9日に発表。「われわれはカナダおよび国際的なパートナーと緊密に協力している」とした上で、「徹底的かつ透明な調査が必要だ」と訴えた。
ボーイングの「737ー800」型旅客機の墜落で死亡した乗客乗員176人の3分の1余りをカナダが占める。国営イラン通信(IRNA)は政府報道官の声明を引用し、イランのミサイルによる旅客機撃墜を否定している。
原題:Missile Strike Emerges as Likely Cause of Jet Crash in Iran (1)(抜粋)