米化学メーカーのデュポンは、2800万ドル(約30億円)を投じ、先端半導体の製造プロセスに必要な極端紫外線(EUV)リソグラフィーに用いるフォトレジスト(感光材)の開発・生産ラインを韓国に設ける計画だ。

韓国の産業通商資源省が9日電子メールで配布した発表資料によれば、デュポンは新たな生産ラインを2020-21年に天安(チョナン)市に整備する。

フォトレジストは、日本が韓国向け半導体材料の輸出管理厳格化の対象としている3品目の一つ。韓国の半導体メーカーは、日本から輸入するEUVリソグラフィー用フォトレジストに依存してきた。  

原題:DuPont to Invest in Chip Material Production Lines in S. Korea(抜粋)