【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)が15日発表した全米12地区の連銀景況報告(ベージュブック)によると、昨年末の米景気は「緩やかな拡大」が継続した。堅調な年末商戦が景気の下支え要因だった。短期的な見通しは「控えめながら良好」としており、今月末の金融政策会合では政策金利が据え置かれる見通しだ。

 報告は「年末商戦は堅調だったようだ」と指摘。複数の地区は、米経済成長の柱である個人消費が「前回報告時点からいくらか持ち直した」と判断した。調査対象となった企業の短期的な景気見通しは良好との見方を示した。