- 米国がスクリーニング拡大か、中国金融市場の取引再開延期
- 英国はファーウェイに付与へ、スプリント決算、米軍機墜落
米国務省は中国渡航への警戒レベルを引き上げました。欧米の銀行では中国本土を最近訪れた社員に自宅勤務を指示するなど、新型コロナウイルス感染拡大への警戒姿勢が強まっています。昼食時にいつも混雑するニューヨークの中華レストランでもこの日は客足がまばらでした。消費者マインドは世界的に悪影響を受けているようです。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
スクリーニング拡大
米政府は新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるため、国境での渡航者スクリーニング検査を拡大する可能性があるほか、110人を厳密に監視している。米国では27日午前の時点で新たな症例は報告されていない。スクリーニング検査拡大に関する決定は1日以内に下される見通し。
取引再開を延期
中国当局が春節(旧正月)の連休を2月2日まで3日間延長したことを受け、本土の金融市場の取引再開は同月3日に延期された。上海と深圳の証券取引所が発表した。これと別に上海当局は民間企業に対し、営業再開を同月9日以降に先延ばしするよう勧告した。
5Gへのアクセス
ジョンソン英首相はファーウェイに次世代通信規格「5G」移動通信ネットワークへのアクセスを与える公算が大きい。28日に決断を下すと、政府高官が説明した。多くの保守党議員が安全保障リスクになり得ると懸念しているほか、米政権は同社が中国によるスパイ活動の影響を受けやすいと警告しており、米英首脳が衝突する恐れがある。
予想外の強さ
スプリントの2019年10-12月決算では、契約者数の伸びがアナリスト予想を上回った。同社は主要な米携帯電話事業者で最も規模が小さいが、予想外の強さを示した格好となった。Tモバイルのスプリント買収を阻止するために13州が起こした訴訟に関して、連邦地裁判事は数週間内に判断を示す見通し。
米軍機墜落
タリバンの報道官は「哨戒活動でアフガニスタン領空を飛行していた米国の特別機は、タリバンによって撃墜された」と、ワッツアップのメッセージで明らかにした。「中央情報局(CIA)の高官を含め、乗っていた全員が死亡した」と指摘した。一方、アフガン駐留の米軍報道官は軍用機墜落を確認したが、「敵の攻撃による墜落を示唆するものはない」と話した。
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