米民間調査機関のコンファレンスボードが発表した1月の米消費者信頼感指数は、市場予想より大きく上昇し、5カ月ぶり高水準となった。労働市場の動向に対し楽観が強まり、過去最長の景気拡大期を引き続き個人消費が支えていく兆しがあらためて示された。

キーポイント
・消費者信頼感指数は131.6に上昇
 ・ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は128.0
 ・全てのエコノミスト予想を上回った
 ・前月は128.2(速報値126.5)に上方修正
・現況指数は175.3に、期待指数は102.5にそれぞれ上昇-いずれも8月以来の高さ

インサイト

  • 指数の上昇は、労働市場の現況に対する評価改善と、今後の雇用に対する楽観の高まりが主に支えた
  • コンファレンスボードの景気指数担当シニアディレクター、リン・フランコ氏:
    • 「労働市場に対する楽観は、短期的に信頼感を支え続ける。その結果、個人消費は2020年初めの経済成長を引き続きけん引し、景気減速を防ぐはずだ」

詳細

  • 高額な買い物に対する姿勢はまちまち。6カ月以内に自動車の購入を予定しているとの回答比率は小幅低下したが、住宅の購入予定があるとの回答比率は上昇
  • 今後1年間に株式相場の上昇を見込むとの回答比率は43.1%と、2018年10月以来の高水準
  • 統計表

原題:U.S. Consumer Confidence Hits Five-Month High on Job Views (1)(抜粋)