* 12月の米中古住宅販売仮契約指数は103.2=全米リアルター協会
* 12月の米中古住宅販売仮契約指数、前月比4.9%低下=全米リアルター協会
[ワシントン 29日 ロイター] – 全米リアルター協会(NAR)が29日に発表した昨年12月の中古住宅販売仮契約指数は、前月比4.9%低下の103.2となった。2010年5月以来、約9年半ぶりの大幅な落ち込みを記録した。住宅ローン金利が低下しているものの在庫不足が重しとなり、エコノミスト予想の0.5%上昇に反して低下した。ただ前年比では4.6%伸びた。
地域別では前月比で南部が5.5%、西部が5.4%、北東部が4.0%、中西部が3.6%、それぞれ低下した。
中古住宅販売仮契約指数は住宅市場の先行指標と見なされる。NARの首席エコノミスト、ローレンス・ユン氏は「今年の住宅市場の情勢は手頃な価格の住宅がどの程度市場に出回るかにかかっている」と指摘。「住宅価格だけでなく、住宅賃貸料も過度に速いペースで上昇している。住宅在庫が増えれば問題は解消に向かい、価格上昇のペースは緩和すると予想される」と述べた。