1月のミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は上昇し、8カ月ぶりの高水準となった。新型コロナウイルスの感染拡大や大統領弾劾裁判が進行している中でも、消費者の楽観が続いていることが示唆された。
キーポイント |
---|
・1月のミシガン大消費者マインド指数(確定値)は99.8に上昇 ・ブルームバーグ調査のエコノミスト予想は99.1 ・速報値は99.1、前月は99.3 ・1月の期待指数は6カ月ぶり高水準の90.5 |
インサイト
- 楽観度の高さは、個人消費が米景気の強さの源泉であり続けることを示唆
- 家計の状況が改善したと回答した消費者の割合は53%で、18年と19年の平均(過去50年の最高水準)に並んだ
- 5-10年先のインフレ期待は2.5%に上昇(前月は過去最低の2.2%)
- ミシガン大の消費者調査ディレクター、リチャード・カーティン氏(発表資料で):
- 「消費者の底堅さは際だっており、その要因は史上最低水準にある失業率や所得・資産の記録的な伸び、また史上最低に近いインフレと金利にある」
詳細
- 1年先のインフレ期待は2.5%に上昇(前月は2.3%)
- 1月の現況指数は114.4に低下(前月は115.5)
- 家庭向け耐久消費財の購入環境に関する指数は163-前月の164からほぼ変わらず
- 統計表
原題:Sentiment Among U.S. Consumers Rises to an Eight-Month High (1)(抜粋)