- ソフトバンクGの資産ポートフォリオを市場は過小評価-エリオット
- エリオットはソフトバンクG経営陣と会談、株主価値増大に向け協力
伝説的アクティビスト(物言う投資家)のポール・シンガー氏は、これまでで最も知名度の高い標的の1つに挑戦する。それは孫正義氏だ。
事情に詳しい複数の関係者によると、シンガー氏率いるヘッジファンド運営会社エリオット・マネジメントはソフトバンクグループ株を30億ドル(約3300億円)近く取得した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
エリオットの広報担当は発表文でソフトバンクGへの多額の投資について、同社の資産ポートフォリオが市場で大幅に過小評価されているという確信を表したものだと説明した。正確な出資規模はコメントを避けた。
声明によると、エリオットはソフトバンクGの経営陣と会談し、株主価値増加を助ける提案について協力している。
ソフトバンクGの株価はニューヨーク市場で午後2時8分現在3.3%高。エリオットによる株取得については米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じた。
ソフトバンクGの担当者は「当社に対する意見に関して株主と常に建設的な議論を続けており、当社の株価が非常に過小評価されている点には完全に同意する」と述べた。
原題:Activist Singer Said to Build Close to $3 Billion SoftBank Stake(抜粋)