[ジュネーブ 12日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は12日、中国で新型コロナウイルスの感染拡大ペースが安定化しつつあるものの、「極めて慎重」に解釈すべきとの認識を示した。
WHOのテドロス事務局長は「感染拡大はなお(増減)いずれの方向にも振れる可能性がある」と慎重な見方を示した。
WHO緊急事態プログラム責任者のマイク・ライアン氏は、新型ウイルスの震源とされる湖北省以外では感染の勢いは過度に激しくなく、加速の兆しもみられず、「良い兆候だ」と述べた。
テドロス事務局長はまた、今週中国入りしたWHO主導の専門家チームが「良好な進展」を遂げていると述べた。