【ワシントン時事】トランプ米大統領の経済政策の助言役を務めるクドロー国家経済会議(NEC)委員長は13日、記者団に対し、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受けた中国当局の対応について「透明性を欠いており、いささかがっかりしている」と批判した。また、米経済への影響は小さいとしつつ、「中国から正確な情報が来なければ(影響を)正しく評価できない」と懸念を示した。

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 米政府は中国に、世界保健機関(WHO)を通じた米疾病対策センター(CDC)の専門家派遣を申し出ている。AFP通信によると、クドロー氏は中国側がまだ派遣を受け入れていないと指摘し、「中国指導部は本当に、われわれに対して正直なのだろうか」と不満を表明した。