金正日総書記の遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿を訪問する金正恩朝鮮労働党委員長。朝鮮中央通信が16日報じた(朝鮮通信・時事)
金正日総書記の遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿を訪問する金正恩朝鮮労働党委員長。朝鮮中央通信が16日報じた(朝鮮通信・時事)

 【ソウル時事】朝鮮中央通信は16日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が父の金正日総書記の生誕日である「光明星節」に当たり、総書記らの遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿を訪問したと報じた。訪問したのがいつかは不明。正恩氏の公開活動が報じられるのは1月25日の旧正月記念公演以来、約20日ぶりとなる。

 北朝鮮は中国で拡大する新型コロナウイルスの国内流入阻止のため、非常防疫態勢を取っており、正恩氏もこの間、公開活動を控えていたとみられる。朝鮮中央通信が配信した写真によれば、随行した党幹部らは例年よりも少なく、非常態勢に配慮した可能性がある。