【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)とユニセフ(国連児童基金)は19日、世界180カ国の18歳以下の子供について、健康な生活や良好な教育などを享受できるかを示した「子供の繁栄指数」ランキングを公表した。それによると、日本は7位で、アジアでは韓国(2位)に次ぐ2番手。1位のノルウェーを含め、日韓以外の上位10カ国はすべて欧州だった。
医学誌ランセットと協力してまとめた報告書に、指数を盛り込んだ。自殺率や貧困の度合い、医療サービスへのアクセス、乳幼児の死亡率などを基に算定した。
ただし、子供の将来に重要な影響を及ぼす気候変動への対応を図るため、1人当たりの二酸化炭素(CO2)排出量などを基準にまとめた「持続可能性ランキング」では、日本は159位。米国(173位)や韓国(166位)など、他の高所得国も軒並み低い順位となった。